ミッキーマウス作品にポロンと似た描写が!?

こんにちは、たけです。

いきなりですが、皆さんは星の子ポロンの『大雪ダルマ回』をご存じだろうか…?
そう、チビパンダが作った大雪ダルマにポロンが巻き込まれるポロンアンチにはうれしいお馴染みの回である。



この『チビパンダの大雪ダルマの巻』に元ネタ(?)があるのはほぼ明確で、この回の元ネタが「ピンクパンサー」のとある1話であることはご存じの方も多いだろう。
そのことに関する詳細はDough氏がブログにまとめてくださっているのでそちらをご覧いただきたい。


しかし!先日!僕はピンクパンサー以外の作品でこの『大雪ダルマ回』と似た描写がされているのを発見してしまった!!!(そんなに大声で言うことじゃない)

それがこちらの作品である。
『ミッキーの黄金の街は大騒ぎ(原題:The Klondike Kid)』
制作:ディズニー 公開:1932年11月12日



そう!よりによってミッキーマウス作品なのである!!
内容はピートに連れ去られたミニーを助けるためにミッキーが奮闘する、という王道もの。自分も舞台がアラスカだということくらいしかポロンとの共通点はないかなーと思っていたのだが、物語の後半に例の『大雪ダルマ回』と似た描写がされていたのだ。

見ていただきたいのは上記動画の6:10から。
雪山の坂をプルートが駆け降りていくのだが、途中で転んでしまい、みるみる大きな雪玉に…!雪玉に包まれて坂を滑っていくところが『大雪ダルマ回』に似ている。
また、木にぶつかって雪玉がストップするという点でも似ている。

しかし、なぜ1932年制作の作品と1974年頃制作のポロンが似ているのか。
者の制作年は40年以上離れているではないか。
もうひとつの『大雪ダルマ回』の元ネタっぽい作品である「ピンクパンサー」の1話「Pink Pranks」は1972年に日本で放送されたらしく、ちょうどポロン放送開始の2年前で時報映画社のスタッフが参考にしたというのは大いに考えられる。が、『ミッキーの黄金の街は大騒ぎ』とポロンはいくらなんでも離れすぎている。
この描写の似方はただの偶然なのかなぁ…と思っていた矢先、ある情報を見つけた。

日本テレビ系列で放送されていた『ミッキーマウス・クラブ』である。



この番組は同名のアメリカの番組の日本版ということで日本テレビが制作した番組で、番組内ではなんとミッキーの短編アニメーションを流していたらしい!Wikipediaによるとこの番組は1959年から1968年にかけて放送されたらしいが、この番組内で『ミッキーの黄金の街は大騒ぎ』が放送されていれば時報映画社スタッフが参考にしている可能性もある

つまり、時報映画社は『ミッキーの黄金の街は大騒ぎ』を参考に『大雪ダルマ回』を制作したかもしれない!

……という結論に達したが、例の日本テレビ版『ミッキーマウス・クラブ』で放送された短編アニメのタイトルが不明なので、この結論が本当かどうかは皆さんの判断にお任せします。
長文失礼致しました。

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